未経験者の採用方針の違いに留意する必要性

未経験者を受け入れている業界もしばしばあるが、応募して採用されなかったときには必ず理由があるので慎重になった方が良い。未経験でも良いと言っている理由として、ポテンシャル採用をする方針を立てている場合と、経験の有無は気にせず実力重視で採用すると決めている場合とがある。この採用方針について確認した上で求人を比較検討すると採用されやすい求人を選べるようになる。

社内で人材を育成していく企業方針を立てている場合にはポテンシャル採用をする可能性が高い。教育制度や研修制度などの確立に力を入れている企業の場合も同様である。特に安定してきている業界ではこのような方針を立てて、常に一定以上の能力がある社員を揃えるように心がけている傾向が強い。

一方、実力重視での採用を行っている場合には開発力や新規性の創出などを重視して事業展開を急ぐ経営方針が取られている場合が多い。また、まとまった教育を受ける機会が少なく、現場で働きながら学べば良いという方針になっている傾向もある。

どちらの方が転職しやすいかはケースバイケースであり、自分が転職するときの状況に応じて適切な求人を選ぶ必要がある。若くて学習能力もあるならポテンシャル採用の方が良いが、関連する経験を積んでいるというのであれば実力重視の求人を選んだ方が有利になりやすい。

単純に未経験者も受け入れているならどの求人でも応募すれば採用される可能性があると安直に考えずによく吟味することが重要なのである。転職を考えているのなら未経験の業界に挑戦するときの注意点なども確認しておくと良いだあろう。